糖尿病と決別したい人の集い

「糖尿病は治らないのが世界の常識」ですが、それは「病院治療では治せない」というだけで糖尿病の根本原因があり、それに対策することで糖尿病と決別することが可能です。 これらについてお話します。

45.糖尿病になるとなぜインフルエンザに罹りやすくなるの?


インフルエンザが流行っていますね。 国立感染症研究所の公開情報では、週によって多少の増減はあるもののほぼ全国で警報や注意報が出ています。 
罹患していませんか?


糖尿病になると罹りやすくなるのはご存じだと思います。高熱が出て考え事をしたくなかったり、思考が鈍ったり、体がだるく思うように動けない、糖尿病でない人と比べてかかる回数が多くなったり治りが遅いというのも人生の質を下げる要因の1つです。
発症後10年位から出てくる治らない合併症で生涯苦しむだけが人生の質ではありません。日々の生活を思い通りにできないことが「人生の質」です。


なぜ罹りやすくなるのでしょうか?
糖尿病になると免疫力が低下するからです。
その理由は、高血糖で血液ドロドロになり毛細血管を血液の流れがストップする部分があるためです。
食後など高血糖になると赤血球がくっつき合ったり、重なり合って塊の状態になります。かたまれば赤血球1個が通れる毛細血管を流れません。流れなければ、細胞活性と一緒に流れている免疫細胞もストップします。


一方、ウイルスは赤血球の1/100~1/1000の大きさなのでスイスイと毛細血管を通っていきますが、免疫細胞がいないので殺されることなく勝手気ままに細胞に侵入し、そして増殖して細胞の外に出て全身にウイルスがバラまかれます。
そして免疫細胞と戦いますが、体全体で免疫細胞がウイルスに勝てば発症せず、免疫細胞よりウイルスが勝ったのが「感染」です。


このように糖尿病になると感染症に罹りやすくなるのは、高血糖で免疫細胞の働きが抑制されるからです。
 


ではどのようにすれば予防できるのでしょうか? 
一般的にはコロナ感染予防と同じで、①3蜜(密閉・密集・密接)を避ける、②帰宅時は手洗いやうがいで体に付着したウイルスを除去する ですが、他には「腸内環境を良い状態に保つ」ことが大切です。
というのは腸が免疫の70%を左右しているからです。なぜ70%も左右するのか? は
小腸にはM細胞という免疫細胞が集まっているところがあります。この集まっている免疫細胞の活性化が鍵です。善玉腸細菌が作り出す成分で免疫細胞の増殖量が決まるからです。


そのためにインフルの予防に免疫力を高めるには、腸内環境を良い状態に保っておくことが大切なのです。
中でも便秘は善玉腸細菌を減らし悪玉腸細菌を増やすので最悪です。解消のためには海草など水溶性植物繊維を毎日しっかり摂取して、腸内環境を改善し良い状態に保つことでインフルエンザの予防に繋がります。



糖尿病と決別するとは、高血糖を解消することなので必然的にインフルエンザにも罹り難くなります。糖尿病と決別しませんか!