糖尿病と決別したい人の集い

「糖尿病は治らないのが世界の常識」ですが、それは「病院治療では治せない」というだけで糖尿病の根本原因があり、それに対策することで糖尿病と決別することが可能です。 これらについてお話します。

46.糖尿病とウオーキング


日々の生活ででウオーキングをされている方も多いかと思います。
昨日そのウオーキングについてモーニングショウでクリニックの医師の大谷義男氏が解説していたので紹介します。著書「1日1万歩を続けなさい」に詳しく紹介されているそうです。



|睡眠との関係:
・平均73歳の男女860人を対象にした睡眠の質がUPすることに関して、1日の歩数が多いほど
- 質の良い睡眠がとれる
- 夜中に目覚める時間と回数が少ない
- 昼寝の時間が短い
(大分大学最新の研究)


|健康効果:
・癌:食道がん:0.58倍、 肝臓がん・肺がん・腎臓がん・胃噴門部がん・子宮がん:0.73~0.79倍
- 骨髄性白血病・大腸癌・直腸がん・膀胱がん:0.8~0.87倍  乳がん:0.9倍
・高血圧改善:肥満が原因で血圧が高く薬を服用している場合
- 体重1Kg痩せると血圧は1㎜Hg下がる。 4~5Kg痩せれば高圧効果がある 
- 糖尿病予防で1日の歩数が4000~5000歩から2000歩増えると発症リスク12%低下
  (カルフォルニア大学・高齢女性5000人対象)
・腎臓病予防:1週間に150分のウオーキングをしていると、していない高齢者より腎機能の低下が緩やかだった。(アメリカの高齢者調査)
・肺炎予防に関して北海道大学の12年間調査ですが、69~79歳の日本人2万2280人を対象にした結果:1日1時間歩いている人は、30分の人と比べ肺炎のリスクが10%低下
・更年期うつ改善に関して、 もともと運動する習慣がなくても、ウオーキングで「更年期うつ」の症状が良くなる。(オーストラリアの研究グループの調査)


|歩数:
・職業別1日当たりの平均歩数(仕事中の歩数)
トップ3:サービス・販売・外食:9667歩 営業:9143歩 医療・福祉・介護:8857歩
ワースト3:事務管理:4911歩 クリエイティブ(メディア・アパレル・デザイン):4925歩
       専門職(士業・金融・不動産):4981歩・・・ いずれも1万歩未満
・無理して辛い運動しなくても、ウオーキングでよい。歩数は1万歩と1万5000歩で効果の差はわずか。→ 1万歩を目指そう。
・1日に1万歩歩かないとダメなの?→ 細切れの運動でも体力と心肺機能の向上、及び血圧降下に有効というデータがある。血糖値を下げる点ではこまめに歩く方が効果的。
・歩く時間帯は、夜より太陽光がある朝。但し、起床直後は血圧急上昇のリスクがあるので避ける。


|食事との関係:
・食後に歩くと血糖値を下げられる。
・朝ゆったりと目覚め、朝食をとってから歩くのが理想的。
・朝食は「納豆とバナナ」を食べ、1か月後に睡眠や体調の改善が見られた。
・ウオーキング前に「納豆とバナナ」を食べると脂肪燃焼効果がある。コーヒーも良い。


|歩き方:
・歩幅が狭い人は広い人に比べて、認知機能のリスク3倍以上。
・歩幅は65㎝を意識して、胸を張って歩く。横断歩道の白線の幅が45㎝なので目安に。
・やや激しい運動より「ゆったり運動」の方が副交感神経を優位にする。


このような事が紹介されていました。
糖尿病対策でウオーキングは単にカロリー消費のためと考えているより、このような健康効果もあると意識してする方が続けられますね。 



まずは有酸素運動の代表としてのウオーキング、加えて糖尿病と決別しませんか!