糖尿病と決別したい人の集い

「糖尿病は治らないのが世界の常識」ですが、それは「病院治療では治せない」というだけで糖尿病の根本原因があり、それに対策することで糖尿病と決別することが可能です。 これらについてお話します。

21.糖尿病と五感能力の低下


前回、高血糖が大脳に大きな影響を与えることに触れましたが、今回は具体的にどんな影響があるのか? 
まずは、全ての情報の入り口となる五感についてです。
高血糖で五感の器官に血液が十分に届かない状態が続くと、程度の差はあるものの程度の差はあっても何らかの症状が現れてきます。


①視覚:
3大合併症にもあるように、毛細血管が集まる眼には大きな影響があります。
眼球への血液循環が悪くなると目の疲れやドライアイの症状が現れます。


また糖尿病が悪化して網膜の毛細血管への血流不足が続くと、網膜への血流を増やそうと体は新しく新生血管を作りはじめますが、新生血管は赤ちゃんと同じく柔らかく弱いのでそこへ普通の毛細血管と同じ血圧で血液が送られると破れて眼内出血を起こします。 眼内出血が多くなると光を屈折させる透明な硝子体が濁り、光が網膜に届かなくなるので失明してしまいます。これを防止するために行う手術がレーザー光凝固治療です。
インスリン接種が始まると1~2年で網膜症の発症が始まりますので、そこに至らないように早い時期に糖尿病との決別が必要です。


②聴覚:
糖尿病初期には影響はないそうですが、高血糖で内耳の毛細血管への血流不足で栄養不足や酸素不足が生じると、耳鳴りや聞こえにくいなどの症状が現れるとのことです。


③嗅覚:
高血糖状態が持続すると血流不足により、末梢神経にも影響を及ぼし、嗅覚の感覚を悪化させると嗅覚が低下します。嗅覚は食事のおいしさに関しては、鼻をつまんで食事すると味が分からなくなるように、味覚より大きなウエートを持っているので、低下させたくないですね。


④味覚:
味覚障害も糖尿病の一般的な合併症の1つです。血流不足により、味覚神経の感覚が鈍り、味が薄く感じられるなど味覚が低下することがあります。
味覚障害の症状は、甘味や苦味、酸味、塩味などの味を正しく感じられない、または異常に感じることがあり、食事の満足感や栄養摂取に影響を与えます。


⑤ 触覚:
3大合併症の1つですね。
高血糖により末梢神経への血液供給が減少することで、神経が正常に働かず手足の感覚が鈍くなり物をつかむ力の感覚や冷感や痺れなどの症状が現れることがあります。
触覚異常の症状としては、しびれやチクチク感、痛み、温度感覚の変化、触覚の鈍化などがあります。その割合は、糖尿病患者の約半数が触覚異常を経験すると言われています。


中でも痛みの感覚低下は靴擦れ・刺し傷などを感じにくいため、足の潰瘍や感染症のリスクが高まります。
そのため、糖尿病と決別しない場合は、日常的に足や手のケアに注意を払い、定期的な検診を受けることが重要です。


このように高血糖や糖尿病が続くと、人が行動するときの情報源の五感全てに程度の差はあるものの何らかの障害を受けるようになりますし、さらには深刻な病気に繋がります。


これらの悪影響を解消するには、ゴースト血管やゴースト血管に至るまでの血流不足により全身の細胞に必要な栄養や酸素が届けることが欠かせません。
対処的には血行促進効果のあるマッサージや温熱治療も有効ですが、根本に解消するには糖尿病との決別が最良の方法です。



糖尿病は病院では治せませんが、自分で決別が可能な病気です。