糖尿病と決別したい人の集い

「糖尿病は治らないのが世界の常識」ですが、それは「病院治療では治せない」というだけで糖尿病の根本原因があり、それに対策することで糖尿病と決別することが可能です。 これらについてお話します。

20.高血糖や糖尿病になると、「脳力が低下」するのはなぜ!?


えっ、ホント? と疑われると思います。糖尿病になると食事制限や血糖値コントロールなど日々の生活に神経を使うのが殆ど、悪化してくると3大合併症が気になりますね。


でもそれだけじゃなかったんです。食後に血糖値が正常値(140mg/dL)を超えて急上昇したあと、何もなかったように急降下して、また正常値に戻る血糖値スパイクが繰り返されたり、血糖値コントロールが上手くいかず高血糖が続くと、血液ネバネバで血流が悪くなり脳が正常に活動するだけの必要な栄養や酸素が届きません。


さらに高血糖が続くと毛細血管にも届かなくなり死んでゴースト血管になり、その毛細血管から届いていた細胞は迂回した毛細血管から分けてもらい弱々しい働きしかできなかったり、死滅してしまいます。 脳細胞が十分に働けなかったり、死んでしまっては「脳力が低下」するのは当然ですね。
これが高血糖や糖尿病になると、「脳力が低下」する原因です。


では具体的にどんなことが起こるのでしょうか?
下図は脳の概要図です。 脳というと大脳がまず浮かびますが、大脳に栄養や酸素が十分に届かなかったら何が起こるでしょうか?


大脳の主な働きだけでも、
①五感(見る・聞く・味わう・触る・匂う)などからの感覚情報の処理と伝達。
②感覚情報から思考に沿った運動制御: 例えば階段を上るときは足を交互に自分の体重を支えるだけの筋肉を刺激する、危険を感じた時は手すりを持つなどです。
記憶する:短期記憶は海馬でしますが、繰り返される場合や大きな危険など強烈な刺激の記憶は長期記憶として大脳で行います。過去の経験や知識を保持し、必要な時に思い出します。
思考・判断・イメージ:自分のしたいことが出てきたときや選択を迫られたとき、記憶された様々な情報の中から、適切な情報を組み合わせその要求に沿った考えが作られます。また得られた時のイメージして良し悪しを判断します。
感情抑制:喜び、怒り、悲しみなどの感情を生み出したり、抑えたりします。
言語処理:言葉の意味を理解して、思考・判断・運動などへ繋げます。


脳の働きが低下すると、これらすべての働きが低下します。それが繰り返されると脳力=能力の衰えとなって現れてきます。



脳力は衰えさせたくないですね。 糖尿病と決別すれば根本から高血糖による脳力の衰えも回避できます。