糖尿病と決別したい人の集い

「糖尿病は治らないのが世界の常識」ですが、それは「病院治療では治せない」というだけで糖尿病の根本原因があり、それに対策することで糖尿病と決別することが可能です。 これらについてお話します。

6.なぜゴースト血管になるの?(1)


では高血糖から糖尿病に至らしめるゴースト血管は、なぜ発生するのでしょうか?
大きくは2つあります。
①生活習慣による発生
②体の仕組みによる発生
です。
まず①生活習慣による発生では、糖分や脂質の取り過ぎは当然として、大きいのは活性酸素の発生と石油成分の侵入です。
糖分については前回の「日本人の食事摂取基準」からご理解いただけると思います。脂質については過剰摂取すると余った脂肪が血液中に出てくると余剰糖分と同じように血液ドロドロにして全身の毛細血管のあちこちで詰まって、血管細胞に栄養や酸素が届かずゴースト血管を発生させます。


活性酸素は必要な活性酸素は細菌やウイルスを殺すので必要ですが、不必要な活性酸素は細胞膜や細胞内部のエネルギーを作るミトコンドリアを傷つけ活力を低下させます。酷いときには遺伝子を傷つけ細胞死に至らせます。


また、人体の細胞で一番多い赤血球を傷つけ団子状態にして毛細血管を流れ難くしたり流れなくなります。するとその血管はゴースト血管へと向かいますし、酸素運搬能力が低下するのでその毛細血管から栄養や酸素をもらっている細胞の活力が、低下したり死滅して糖の消費が低下します。


活性酸素の発生は至る所にあり、ストレス・腸内環境の悪化・タバコ・医薬品・排気ガス・紫外線などが良く知られています。
他にも 石油成分はマスコミには殆ど報道されないので見過ごされがちですが、口からは残留農薬・ハムや総菜に含まれる着色剤や増粘剤などの食品添加物・輸入果物の防カビ材や防腐剤など、 皮膚からはシャンプーや化粧品・洗剤(台所・洗濯)など、 呼吸からは殺虫剤・芳香剤・消臭剤などから発生します。


このように活性酸素は普通に生活していると完全には避けられませんが、ゴースト血管を発生させる大きな原因ですし、糖尿病やその合併症など病気の90%は活性酸素と言われていますので、出来るだけ発生させない生活をすることが大切です。