33.糖尿病になると、新型コロナやインフルエンザにかかり易いのはなぜ!?
今ずいぶん早いインフルエンザが猛威を振い始めました。感染していませんか?
糖尿病になると感染症にかかりやすいのは、血糖値が高くなることで免疫に関わる細胞の機能が低下して病原菌と十分に戦えない状態になると言われています。
なぜでしょうか? 血糖値をうまくコントロールできなかったときや血糖値スパイクなどで高血糖になっているときは赤血球がベタついて、くっつき合ったり重なり合って塊になるからです。 毛細血管は赤血球が1個がやっと通れる太さしかないので、塊になっていると毛細血管入り口で詰まって入っていけないのです。 すると赤血球と一緒に流れている免疫細胞も毛細血管に入っていけません。
それに対し、ウイルスは赤血球の1/100~1/1000くらいの大きさなので詰まっている赤血球の間を何の抵抗もなく通り抜けていくので、入り込んだウイルスは免疫細胞の届かないところでは好き勝手に細胞に入り込み増殖します。
また細菌も殺せないので、肺炎、膀胱炎や腎う腎炎などの尿路感染、壊疽などの皮膚感染、結核などにも感染しやすくなります。
従って、高血糖であればあるほど赤血球は毛細血管に詰まるので、新型コロナやインフルエンザが流行しているときは 特に高血糖にならないようにすることが感染予防に繋がります。
また新型コロナは後遺症が残ると疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害など様々な症状が所を変えて出ますが、これはまだ完全にウイルスが死んでなくて血液に乗って全身を移動するためです。
ではどうすれば良いのかですが、軽減する方法としては高血糖を回避することを前提として、免疫力を高めることです。免疫力の高め方は、腸に免疫細胞の7割が集まっているので、この免疫細胞を活性化することです。
方法は腸内環境を良い状態にしておくことが大切です。そのためには一般的な方法としては、睡眠とリラックス、運動、腸マッサージなどの他、 食事では海草などの水溶性植物繊維、納豆、ヨーグルト、キムチ、味噌など乳酸菌、ビフィズス菌、麹菌などの善玉菌が含まれている食品しっかりと摂ることで便秘は持ってのほかです。
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糖尿病になると、思わぬところから新たな病気や症状の危険性を知らされますね。感染症の感染回避と、重症化する前に糖尿病との決別を!
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