糖尿病と決別したい人の集い

「糖尿病は治らないのが世界の常識」ですが、それは「病院治療では治せない」というだけで糖尿病の根本原因があり、それに対策することで糖尿病と決別することが可能です。 これらについてお話します。

53.糖尿病と血流低下

ここまで5回にわたり視力、聴力、味覚、触覚、聴力の五感と高血糖がもたらす機能低下についてお話しました。
これらに共通するのは、高血糖がもたらす血液ドロドロにより赤血球が塊りとなるので赤血球1個分しか通れない毛細血管を流れなくなること。そのために栄養と酸素が届かないのでゴースト血管が生まれ、それに繋がる細胞の活動が低下したり死滅したりすることでした。


その血液が塊りになるイメージのイラストがありましたのでご添付します。


左図は血糖値が正常で赤血球が1個1個バラけて動脈を流れている状態、右図は高血糖で赤血球が塊となって動脈を流れている状態を表しています。実際の赤血球の顕微鏡写真では赤血球の周囲が数個から何十個つながった状態や、平たい分が重なり合った状態など様々な状態があります。


動脈は多く分けて大動脈、中動脈、細動脈に分かれますが大動脈・中動脈は塊になっていても大きなアテローム(血管内壁にできた柔らかい瘤)がなければ問題なく流れていきます。
そしてその先、毛細血管に繋がる細動脈の太さは500/1000mmから順に枝分かれして100/1000mm以下まで細くなっていきます。この枝分かれした細動脈にアテロームがあり血流路が狭くなっていると、大きくなった赤血球の塊が流れてくるとそこから先は赤血球が流れずストップします。その痕跡が分かるのが、脳のCT写真の小さな白くなった部分で脳梗塞の跡です。


また、ストップせず流れた赤血球も細動脈に繋がる毛細血管は、赤血球がやっと1個が流れる太さしかないので塊になった赤血球は、毛細血管に入ることが出来ず素通りするので、その毛細血管に繋がっていた細胞には栄養分や酸素(赤血球)が届きません。


そしてバラけて1個だけ流れてくる赤血球だけが毛細血管に入っていき毛細血管に繋がる細胞に赤血球(酸素)と同時に流れる栄養を届けることが出来ます。


当然ながら細胞が必要とする栄養や酸素が不足すれば細胞は本来の働きが出来ないので活動が鈍りますし、同時に老廃物の排出も出来ず蓄積されるので様々な症状が現われてきます。
現れてくる代表的な症状としては冷え性、腰痛・肩こり、眼精疲労、全身のむくみ、冷え性、生理不順、勃起不全、自律神経の乱れ、肌トラブルなどです。


さらに血流低下が長期間となり栄養や酸素不足の状態が続くと、毛細血管の細胞が死滅するのでゴースト血管となったりゴースト血管に繋がっていた細胞の死滅に現れてきます。
細胞が死滅すれば糖を消費できないので高血糖は解消できません。
これがいくら食事制限でカロリーを減らしても、摂取カロリー>消費カロリーとなり高血糖を解消できない原因です。
また細胞が必要とする以上にインスリンを増やしてもインスリンは余るだけ、これがインスリン抵抗性の原因です。



血流改善して、糖尿病と決別しませんか! 糖尿病は自分で決別できる病気です。