糖尿病と決別したい人の集い

「糖尿病は治らないのが世界の常識」ですが、それは「病院治療では治せない」というだけで糖尿病の根本原因があり、それに対策することで糖尿病と決別することが可能です。 これらについてお話します。

11.合併症と神経障害

合併症への考え方も、現在の状態によって様々です。
糖尿病になって薬を飲み始めても殆ど症状らしきものがない状態では、私にはまだ遠い先のことで関係ないと考えますし、網膜症が出てきてレーザー治療をした場合などは今以上に血糖値管理を気遣ったり、さらに合併症が進行している場合は不運を悔やまれます。


合併症には様々ありますがその根本原因は、糖尿病と同じです。全身の細胞の中でその臓器や器官の中で中枢部分の細胞が 細胞本来の働きが出来なくなった時に現れます。


糖尿病の合併症で多い順に並べると、下記の7つの順になるそうです。
1. 神経障害(神経症状)
2. 網膜症(糖尿病網膜症)
3. 腎症(糖尿病腎症)
4. 心血管疾患(冠動脈疾患や脳卒中など)
5. 下肢の血管障害(糖尿病足症候群)
6. 糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)
7. 糖尿病性昏睡(非常にまれな状態)


1. 神経障害(神経症状)から見ていきましょう。
その多くは末梢神経障害で糖尿病患者の約半数以上に現れます。糖尿病によって高血糖が長期間続くと、神経細胞に細胞の活動に必要な栄養も酸素も届かなくなりますが、免疫細胞も届かなくなり細菌やウイルスが感染しやすくなります。
末梢神経がこれらに感染し障害を受けると、受けた個所から情報が電気信号として感覚神経を伝わって大脳皮質へ届けられます。 すると、その信号が大脳皮質に広がった瞬時にジーンとしたり、痒みや痛みやしびれの感覚が生じます。


まず痒みですが、高血糖になると血液ドロドロになり、血流が悪くなり乾燥しやすいので乾燥した時にその信号が脳に伝わり痒くなります。
また血流が悪くなると、免疫細胞も届きにくくなくなるため、細菌や真菌(カビ)などの感染症に罹りやすくなり、感染した時に痒みを覚えます。
他にも血液中の糖が皮膚に蓄積して炎症を起こす場合があり、その時に痒みが出ます。


次に痛みですが、高血糖によって血管が損傷し、血液の循環が悪くなると組織や臓器に十分な酸素や栄養が届かず、特に足首や足裏に影響が出やすく、痛みを感じることがあります。 
また、炎症では免疫が反応して炎症性物質が放出されると、その部分が腫れたり痛みを感じることがあります。


次にしびれは、神経の感覚伝達が妨げられることによって起こります。多くは末梢神経(手足などの体の周辺部に広がる神経)からの感覚伝達が妨げです。
なぜ感覚伝達が妨げられるとしびれるのかは、手首や足首・腕や脚の筋肉などを圧迫すると、その周辺の神経が圧迫されて感覚情報の伝達が妨げられ、感覚情報が脳にきちんと伝わらないため感じるものです。



糖尿病は病院では治せないので、ご自身による糖尿病との決別をお勧めします。